後現代(POSTGENDAI)を主宰するクラインシュタインの小石祐介とコイシミキによるスタイリング・シリーズ。クライアント自身の個を理想的に浮かび上がらせ、同時にそのクライアントが人間社会のダイナミクスにより積極的に関わることができるよう提案します。2022年10月には『なめらかな社会とその敵』の著者でスマートニュース株式会社代表取締役会長である鈴木健のスタイリングを行いました。本来の意味でのファッション「様装」への取り組みの一環で、クラインシュタインではスタイリングのご相談を個別にお受けしています。お気軽にお問い合わせください(*左の太字をクリックするとメーラーが起動)
STYLING 01:鈴木健
(『なめらかな社会とその敵』著者 / スマートニュース株式会社代表取締役会長)
https://twitter.com/kensuzuki
スタイリング日:2022年10月16日/2023年6月5日
「米国の論壇と事業家コミュニティにおいて活動するためのユニフォーム」をテーマにスタイリング。発言がより論壇で注目を集めることを意識し、ベーシックでありながら人の目をひく特徴的なアイテムを作る「コム デ ギャルソン オムプリュス」、「コム デ ギャルソン シャツ」、「コム デ ギャルソン オム ドゥ」の服に、少し意外性を持たせるような「リック・オウエンス」のスニーカーを合わせました。日本と海外を行き来する生活にも配慮し、手入れのしやすいアイテムを中心に選定。
スタイリングしたアイテムを着用し登壇したイベント "Japanese and American Innovators Gather at Stanford to Examine the Future of Social Tech "。スタンフォード大学にて政治学者フランシス・フクヤマ、ラリー・ダイアモンドらと登壇。鈴木健は過去に「世界ヒゲ選手権」へ出場した経験を持ち、豊かなヒゲと今回のスタイリングで選んだアイテムとが作用し合い、独特な雰囲気を醸し出している。
"Freedom of speech is supposed to be the strength of democracy but foreign countries have taken advantage of it and are accelerating their interference in the data space." -@kensuzuki (📸 Rod Searcey) pic.twitter.com/pkfmAxKvKU
— Shorenstein APARC (@StanfordSAPARC) February 23, 2023
↓ Comme des Garçons Homme Plus(コム デ ギャルソン オム プリュス)のナイロン素材のジャケットとパンツ。まずはジャケットを試着。
↓ 次はジャケットと対のボトムスも。
↓ 裾や丈のバランスをショップスタッフにチェックしてもらう。
↓ COMME des GARÇONS HOMME DEUX(コム デ ギャルソン オム ドゥ)のセットアップ。ポリエステルを後染めしたアイテム。シワが味わいとしてある素材のため、手入れのしやすいアイテム。カラーとしてはブラウンが最も映えた。
↓ COMME des GARÇONS HOMME DEUX(コム デ ギャルソン オム ドゥ)のシャツ。ポリエステルを後染めしたアイテム。シワがあっても雰囲気を壊さないカジュアルでひねりのあるアイテム。
↓ シャツ一枚で様になるが、ジャケットにインするとまた雰囲気が出る。
↓ COMME des GARÇONS SHIRT(コム デ ギャルソン シャツ )のパッチワークシャツ。イベントやステージに上がる時にシャツ一枚でも個性が際立つアイテム。「この人の話は面白そうだ」と、話している内容を聴衆に聴いてもらうためのアイテム。
↓ 同じくパッチワークシャツ。素材がキュプラのため手入れがしやすいアイテム。
↓ 最後にRick Owens(リック・オウエンス)へ。Geth Runnerで後現代(POSTGENDAI)風に。フューチャリスティックなデザインのスニーカーを合わせることで、話が未来に続くことを聴衆に強く印象づける。
↓ 2023年6月に2度目のスタイリング。春夏の軽やかなシャツ、手入れしやすいポリエステル素材のパンツ、パターンがユニークなTシャツを「コム デ ギャルソン シャツ」、「コム デ ギャルソン オム ドゥ」より選択。前回「リック・オウエンス」にてブラックのGeth Runnerをスタイリングに合わせた。今回は春夏ということでホワイトのGeth Runnerを。最後はリック・オウエンスの店内で記念撮影。